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プログラム |
BIMのメリットを最大化するFMにおけるデータベース活用
―ニーズに基づいた必要なデータの絞り込みと自動化の可能性― S-1 10:20〜11:00
Archi Futureのセミナーで毎年取り上げているテーマの1つである「BIM-FM」。今年は、「BIMの最大のメリットは運用段階にある」という視点でBIMの社内推進を展開している、日本設計 環境・設備設計群 3Dデジタルソリューション室の吉原氏に講演いただきます。 設備工事会社にとって本当に効果的なBIM活用とは?
―技術者の価値を向上させるためのさまざまな取り組みの紹介― S-2 11:20〜12:00
定番になっている、Archi Futureセミナーの「設備BIM」の今年の講座は、「設備工事会社の視点から見た効果的なBIM活用」を検討し推進する立場である、三機工業 技術研究所 建築設備開発部の吉岡氏に講演いただきます。 ロボティクスやインタラクティブ技術の建築デザインおよび施工への応用
―現場の状況や素材加工中の不確かさに対応する生産技術の開発と実証― S-3 13:00〜13:40
建築の世界でも、急速にロボティクスの導入が進んでいます。20世紀型産業の工場での大量生産とは異なり、本質的に個別のカスタム生産である建築の世界では、理論的可能性にもかかわらずロボットによる実効的な建設現場への実装は難しい状況が長く続いていました。しかしセンシングや複合的な制御技術、それらをつなぐ通信・情報処理技術などの急速な進展により、ロボティクスはむしろ個別案件のカスタム化や、現場での個別状況や予測の難しい物性の挙動などに複合的に対処しながらの加工を可能にするような、新しいデザインや施工の可能性、新しい産業のパラダイムを担うコア技術として大きな注目を集めつつあります。講師の吉田氏は早くからロボットのインタラクティブな可能性に注目し、建築におけるロボット実装の最先端であるスイス連邦工科大学チューリヒ校(ETH)において、実験的なプロジェクトに中心的な立場で関わってきました。今年から日本に拠点を移し、日本発で世界的に注目を集める人工知能ベンチャーのプリファードネットワークス社に籍を置いて、より高度な展開の可能性を探っています。当日は吉田氏のそうした経歴からはじめて見える、建築におけるロボティクスの現在と今後を共有していただきます。 コミュニケーション手法が拓いた新しい建築の市場の創造
―モクチン企画の目指す建築の資源化― S-4 14:00〜14:40
建築業界の未来を担う若者たちが、既存の業界商慣習や分業構造を、新たなコミュニケーション手法で乗り越えることで、自分たちの仕事を造り出す精力的な活動をしています。その一人である本セミナー講師の連氏は、在来木造工法でつくられた賃貸アパートに着目し、ユーザーの求めるイメージや、職人による改修作業の合理性のように、これまで結びつけられることのなかった改修手法についての情報共有が新たな需要を掘り起こして、隠れた一般的建築タイプを資産化するというビジネスを立ち上げて注目を浴びています。特筆すべき点は改修手法の視覚的タイポロジーをウェブで広く公開することで関係者に広くアプローチするモクチンレシピとよばれる強力なコミュニケーション手法を開拓していることで、その背景にある思いや、ここに至るまでの苦労についてお話しいただきたいと考えています。 プログラミングを用いた設計手法・建築生産の可能性と未来
―建築の各工程を繋ぐ新しい職能“ジオメトリデザインエンジニアリング”― S-5 15:00〜15:40
建築設計や施工、それらの間を取り持つ情報処理や制御などにデジタル技術がより必須になるにつれ、これまでとは異なる、複数分野を跨いだ新しい知見、技術、ノウハウが求められるようになってきています。同時に産業界でも学術の世界でも、まだそうした研究や実装を行う人材は限られており、急速に展開する現場の技術環境やニーズに実装ノウハウが追い付かない状況が、特に日本の大企業においては顕著になりつつあります。欧米では10年以上前から小さなチームや個人で最先端のデジタル技術を武器に異分野の創造的な橋渡しを行い、大企業にコンサルティングや実装を提供する専門的なプロフェッションが明確に業態化していましたが、日本でもここ数年、そうした個人や小規模なチームが求められ、実際のプロジェクトの背後で大きな貢献をする状況が生じてきています。スイス連邦工科大学チューリヒ校(ETH)でデジタルファブリケーションやアルゴリズミックデザイン、ロボティクスと素材の挙動などを学び、その後日本でもプログラミングやロボティクスとデザインの連動など、多様な実験的活動を行っている石津氏に、そうした最先端の情報を領域横断的に吸収し、機動力高く動くプロフェッションとしての新しい活動や可能性、そのもたらしうる価値についてお話を伺います。 日本のパイオニアと黄金世代が見る未来
―BIM、デジタルデザインの起源と最先端から見えてくるもの― S-6 16:00〜17:10
GDS(General Drafting System)というCADをご存知でしょうか。40年近く前、建築専用CADとして日本に上陸しました。GDSの上陸から少し遅れて生を受けた世代が、今、デジタルデザインの黄金世代と呼ばれて活躍しています。彼ら、彼女らはBIMやデジタルデザインを自らの武器として、建築に変革をもたらしています。最先端の技術を駆使し最先端の思想で、デザインはもちろんのこと建築にかかわるさまざまなところで、大きな影響を与えています。GDSを懐かしいと感じる方には、現在のBIMやデジタルデザインがどのように映っているのでしょうか。GDSなんて初耳だという方にとっては、2次元CADは産業遺産なのでしょうか。2次元CADにはBIMに通じる思想があったことをご存知でしょうか。 |
※都合により、プログラム・講師等が変更になる場合があります。予めご了承ください。 |