BIM元年と言われた2009年1月から約4年が経過し、BIMや各種シミュレーションツールをはじめとする先進的なITの活用が、中小の設計事務所・建設会社や、建材メーカーなどのサプライヤへも広がり始めてきており、いよいよ発注者へもその認知度や活用効果が広がろうとしています。
この新しいコンピューテーションの活用の効果が発注者を含めた幅広い層へ広がることにより、これまでにはない新しいプロセス、新しい価値が求められ、いよいよ本格的な建設のプロセス・イノベーションの具現化がさらに加速していくでしょう。
震災以降、生活のスタイルも含め、建築の価値評価にも変化が見られます。このような環境の中で、建築界は新しいコンピューテーションの活用により、大きな好機となり得る大変革期を迎えており、その最新の技術・製品・動向などの情報を建築関係者が収集できる場が、いままで以上に必要とされ、重要度も高くなっています。
これらの背景も含め実行委員会での討議を繰り返し、建築分野における情報化を中心とした注目の最新動向と最新のソリューションを紹介する「Archi Future 2012」を新たな気持ちで、前年に引き続き開催する運びとなりました。
第5回となる今回も、著名人や国内外の第一線で活躍するキーマンによる講演会・セミナー、および最新技術・製品を一堂に会した展示会を中心に、建築界の次世代の未来に向けて、意欲的な企画を実施いたします。
本イベントを通じて、情報化による明るい話題と方向性を建築界に提供し、これからの時代に向けて建築設計者や技術者などの方々が、新しいアドバンテージを持てるよう、さまざまな情報を発信いたします。そして、建築の新しいデザイン、プロセス、価値向上などの可能性や方向性などを、多くの建築関係者の方々に感じていただきたいと考えております。
皆様のご来場を心からお待ちしております。 |